汚れてしまったわたし。

「わたし汚れちゃったんだ」





そのセリフはこれまでに幾度となく聞いた。

多くはこの女風という業界に入ってからだけど、
入る前からも聞いたことがあるセリフだった。






※この先の文章には、
性被害に関する体験談が含まれます。
※心や体の状態に合わせて、
無理のないタイミングで読んでください。







最初にこのセリフと内容を聞いた時は、
とてもいたたまれない気持ちになった。

胸が締め付けられるような、苦しいような、
その時におれがそばに居れたら守ることが出来たのかもしれない
もっと何か、何かが変わったのかもしれない

そんな無力感と共に
相手の男性や、男性たちに対して
人生で初めて激しい殺意というものが湧くような
そんなドス黒い感情にもなった。








学生の頃に男子たちに呼び出されて、
好き勝手触られたりして。。

今考えたら絶対断ってたのに、
その頃のわたしは「断る勇気がでなくて」、、
自分の意思がなかったんだ。。

そのあと学校も辞めちゃって。

それから男性と親密な関係になりそうな時に
「わたし汚れてるから」
って思いが消えなくてさ。。









成人になったあと
実の父親に無理やりされて、、抵抗したけど無理で。。
それを泣きながら当時の彼氏に話してさ

彼氏も一緒に泣いてくれて、すごい怒ってくれたんだけど

でも、段々とね
こんな汚れちゃったわたしと付き合ってる彼氏に申し訳なくなって
自分から別れを切り出して
また彼氏も泣いちゃって。

あの時はどうしていいかわかんなくて。。








学生の時
暗い帰り道歩いてたら、
急に知らない男に引き込まれてそのままされちゃって

本当に怖い時って、声すらも出なくなって
どうやって家に帰ったきたのかも
あんまり思い出せなくて

わたし汚れちゃったんだなって







いろんな形で、
いろんなケースでこのセリフを聞いてきたけど
当初はね、先も書いたように、
いろんな感情になったし
「おれがなんとなかしなくちゃ」とか
「力にならないと」と、とか
そんなふうに思ってたけど





それでも、
今のおれは「普通」にしていようと思う
良くも悪くも人の、
わたしの心を救えるのはわたししか居ないし
辛かったことをお話ししてくれてありがとうって気持ちと
それでも、何も変わらずに普通にしてるね、
って気持ちになる

「救いたい」とも「変えたい」とも思わない
ただ普通に、いつも通り
おれがやりたいようにやって、お話しもして
ただ普通にしているだけ

「汚れてないよ」も特に何も言わないし
反応することもなく、
ただ普通にしているだけ





どんなことを経験してても、
過去に何があったとしても、
わたしはわたしだし、おれもおれだし
「変わらないよ?」「普通だよ?」っていう感覚で
居てるのだと思う


それがきっと、
どちらにとっても心地よい距離なんだと
今のおれはそう思ってる。








読んでくれてありがと

まーたね!

ありす
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