責任なんて、クソ喰らえ。そう思ってた。

責任なんて、クソ喰らえ。そう思ってた。

自由に生きていきたくて、「独立」という道を選んだ。

サントにいた時だって、ある程度自由にはやっていたけど、

もっと、自分の手で選んで、自分の足で歩く感覚が欲しかったんだと思う。

独立するにあたって、ホームページを作る時に――

自分の中にある“思想”を言語化してみた。

その中で出てきた言葉が、「本音で向き合う関係性を大切にしたい」だった。

でも、正直に言えば。

それまで私は、誰かや何かに“責任を持つ”のがとても苦手だった。

責任なんて、できれば取りたくない。

むしろ、責任から解放されたい。

そう思ってた部分、確かにあった。

だけど今は、責任っていうのは外にあるものじゃなくて――

**“自分との約束”**みたいなものなんだと思ってる。

たとえば、

この瞬間の自分は、本音でいられてるか？

相手の言葉の奥にあるもの、ちゃんと受け取ろうとしてるか？

モヤモヤしたままにしてないか？

言いたいこと、ちゃんと伝えたか？

相手が言いたそうなことに、耳を傾けてるか？

そういうところに、私は「責任」を持ちたいと思った。

もう、嘘も建前も要らない。

相手が望むであろう言葉を“察して”差し出す必要もない。

私はただ、お互いの心の深いところにある「本音」で、ちゃんと話がしたい。

そうやって深まっていく関係性を、ひとつずつ育てていきたいんだ。

……すごく、わがままかもしれないけど。

読んでくれて、ありがとう。

また会おうね。

ありす