SMとは?初めての方にもわかりやすく現役セラピストが解説
「SMって、痛いことをするもの?」
「SMって、痛いことをするもの?」
「興味はあるけど、ちょっと怖い。」
「自分がSなのかMなのかも、よく分からない。」
SMという言葉を聞いて、そんなイメージを持つ方も多いと思います。
実際、お客様と話していても、
「少し興味はあるけど、本格的なのは怖い。」
「拘束には興味がある。」
「ちょっと意地悪されるくらいなら好きかも。」
そんな声を聞くことがあります。
でも、SMは必ずしも「痛いこと」や「激しいこと」だけを意味するものではありません。
ぼくが大切だと思っているのは、
何をするかよりも、誰と、どんな関係性の中でするか。
この記事では、SMとはどんなものなのか、SとMの違い、ドミナント・サブミッシブとの関係、そして安心して楽しむために大切なことを、現役セラピストの視点からお話しします。
一般的に「SM」という言葉は、サディズム(Sadism)とマゾヒズム(Masochism)を組み合わせた表現として知られています。
一般的に「SM」という言葉は、サディズム(Sadism)とマゾヒズム(Masochism)を組み合わせた表現として知られています。
そのため、
「S=相手を痛めつける人」
「M=痛めつけられることが好きな人」
というイメージを持たれやすいかもしれません。
でも、実際の嗜好や関係性はもっと幅広いものです。
少し意地悪されることにドキドキする。
主導権を相手に預けることに安心する。
言葉でリードされるのが好き。
目隠しなどによって、いつもとは違う感覚を味わいたい。
こうしたものも、広い意味ではSMやBDSMの世界と重なることがあります。
つまり、
SMには「痛み」だけではなく、心理的なやり取りや信頼関係も深く関わっている。
ぼくはそう考えています。
SとMだけでは説明できない
「Sですか?Mですか?」
日常でも、ときどき聞く質問ですよね。
でも、人の好みはそんなに単純ではありません。
普段は人を引っ張るのが好きなのに、親密な時間では相手に任せたい人もいます。
反対に、普段は控えめでも、親密な関係になると主導権を持ちたい人もいます。
相手によって変わる人もいます。
その日の気分によって変わることだってあります。
だから、
無理に自分を「S」「M」のどちらかに決めなくても大丈夫です。
自分が何を心地よいと感じるのか。
何にドキドキするのか。
どんな関係性に安心するのか。
その方が、ずっと大切だと思っています。
SMとドミナント・サブミッシブの違い
SMを知っていくと、
「ドミナント(Dominant)」
「サブミッシブ(submissive)」
という言葉を目にすることがあります。
簡単に言えば、
ドミナントは、合意された関係の中で主導する側。
サブミッシブは、合意した範囲で主導権を預ける側です。
ここで大切なのは、
「強い人」と「弱い人」の関係ではない
ということ。
主導権を預けることは、弱さではありません。
むしろ、
「この人なら預けても大丈夫。」
そう思える信頼があるからこそ成立する関係でもあります。
ぼく自身、プレイではドミナント側になることが多いですが、
相手を思い通りにすることがドミナントだとは思っていません。
相手の反応を見ながら、
安心できる範囲を理解し、
その人が安心して委ねられる空間をつくる。
そこまで含めて、初めて「主導する」ということなのだと思っています。
「怖い」と「ドキドキする」は違う
SMでは、この違いがとても大切です。
少し緊張する。
次に何が起こるのか分からなくてドキドキする。
普段とは違う自分になる。
そうした非日常的な感覚を心地よく感じる人もいます。
でも、
本当に怖い。
嫌だ。
やめてほしい。
そう感じているのなら、それは別の話です。
SMは、嫌がることを無理にするものではありません。
むしろ、
「嫌なことをしないために、相手を知ること」
がとても重要になります。
SMで一番大切なのは「同意」
どんなに軽い内容であっても、
SMで最も大切なのは、お互いの同意です。
何に興味があるのか。
何はしたくないのか。
絶対に触れてほしくないことはあるのか。
途中で嫌になったらどうするのか。
こうしたことを事前に話せる関係性が重要です。
そして一度「いい」と言ったからといって、
最後まで続けなければいけないわけではありません。
途中で気持ちが変わってもいい。
昨日好きだったことが、今日は嫌でもいい。
同意は、いつでも変えていいものです。
初めてなら、無理に「SMをする」必要はない
「SMに興味があります。」
そう言われたとしても、ぼくはすぐに何かをする必要はないと思っています。
まず、
何に興味を持ったのか。
どんなことを想像しているのか。
逆に、何が怖いのか。
そんな話をしてみる。
それだけでも、自分が求めているものが少しずつ見えてきます。
実際、
「SMがしたいと思っていたけど、話してみたら、自分が求めていたのは安心してリードしてもらうことだった。」
ということもあります。
言葉にしてみないと、自分自身でも分からないことはたくさんあります。
だから初めてなら、
「SMがしたい」ではなく、「少し興味がある」くらいから始めていい。
ぼくはそう思っています。
Natural.iが大切にしているSM
Natural.iでは、
刺激の強さを競うようなSMを目指しているわけではありません。
大切にしているのは、
安心して話せること。
嫌なことを嫌と言えること。
興味のあることを恥ずかしがらずに話せること。
そして、
安心して主導権を預けられること。
ぼく自身が好きなのは、
「安心の中にある、やさしい支配」です。
少し意地悪だったり。
いつもより主導権を預けてみたり。
普段なら見せない自分を出してみたり。
その人に合った距離感の中で、
「こんな自分もいるんだ。」
と新しい自分を知る。
SMには、そんな楽しみ方もあると思っています。
まとめ|SMは「何をするか」だけではない
SMと聞くと、
痛み。
拘束。
支配。
そんな刺激的な言葉が先に浮かぶかもしれません。
でも、ぼくがセラピストとして大切にしているのは、そのもっと手前にあるものです。
信頼すること。
相手を知ること。
自分の気持ちを伝えること。
そして、
安心して委ねること。
SMは、
「どれだけ刺激的なことができるか」を競うものではありません。
自分は何が好きなのか。
どんな時に安心できるのか。
それを知っていくことも、SMを楽しむことのひとつです。
「ちょっと興味がある。」
そのくらいからで大丈夫です。
まだ知らなかった自分を知るきっかけになるかもしれません。
SMに興味はある。でも、少し怖い方へ
「興味はあるけど、自分に合うか分からない。」
「こんなことを相談したら、変だと思われないかな。」
そんな段階でも大丈夫です。
最初から、自分の好みを全部理解している人の方が少ないと思います。
Natural.iでは、まずお話をしながら、
何に興味があるのか。
何が苦手なのか。
どんな時間なら安心できそうなのか。
一緒に探していくことを大切にしています。
興味があることを、恥ずかしがらなくていい。
あなたのペースで、自分の「好き」を知っていけたらと思っています。
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